ブログ構成案の作り方5ステップ|テンプレートつき
「記事を書くのに、毎回すごく時間がかかる」——その原因は、構成案(アウトライン)を作らずに、いきなり書き始めていることかもしれません。
前の記事で、「書けない」の正体は構成不足だとお伝えしました。逆に言えば、しっかりした構成案さえあれば、執筆はスラスラ進みます。
結論から言えば、記事の質もスピードも、その8割は構成案で決まります。
時間のない会社員にとって、構成案づくりは最も費用対効果の高い作業です。この記事では、その作り方を5ステップとそのまま使えるテンプレートで解説します。
いきなり書き始めるとつまずく理由
多くの初心者は、記事を書くとき、いきなり本文から書き始めます。これが、つまずきの最大の原因です。
構成案なしで書き始めると、こんなことが起きます。
| 起きること | 何が問題か |
|---|---|
| 途中で「次に何を書くか」分からなくなる | 道しるべがなく、迷子になる |
| 話があちこちに飛ぶ | 論理の流れがなく、読みにくい記事になる |
| 書いては消し、を繰り返す | 行き当たりばったりで、時間ばかりかかる |
| 結局、何が言いたいのか分からない記事になる | 読者が離脱する |
これは、設計図なしで家を建てようとするようなものです。
途中で「あれ、この部屋どこにつなげるんだっけ」と手が止まり、作っては壊しを繰り返します。
忙しい人ほど、構成案が効く
一方、構成案という「設計図」があれば、あとはそれに沿って本文を埋めていくだけです。
しかも、激務な会社員にとって決定的なメリットがあります。
構成案があれば、隙間時間で書き進められる。
- 通勤中に「見出し1だけ」
- 昼休みに「見出し2だけ」
- 朝に「見出し3だけ」
構成案は、隙間時間執筆の土台でもあるのです。
「早く書きたいから、すぐ本文に取りかかる」——この気持ちは分かりますが、それが結局、遠回りになります。
構成案の作り方5ステップ
では、実際に作る手順です。所要時間は20〜30分ほど。難しくありません。
STEP1|検索意図を一文で言語化する
まず、検索意図を確認し、次の形で書き出します。
「( )な人が、( )を知りたい」
例:「ブログを始めたばかりの会社員が、構成案の作り方を知りたい」
ここが構成の土台です。ここが曖昧なまま進むと、必ず途中でブレます。
STEP2|読者の疑問を洗い出す
その読者が抱くであろう疑問を、思いつく限り書き出します。
「これも知りたいはず」「次にこう思うはず」と、読者になりきって考えてください。
この段階では、順番も重複も気にしないこと。とにかく数を出します。目安は10個。
STEP3|疑問を読みやすい順番に並べる
洗い出した疑問を、読者が知りたい順番に並べ替えます。
基本の流れはこれです。
①そもそも何か → ②なぜ必要か → ③どうやるか → ④注意点・よくある質問
「疑問が生まれる自然な順番」に並べるのがポイントです。
STEP4|見出し(H2・H3)に落とし込む
並べた疑問を、そのまま見出しにします。
- H2:大きな区切り(読者の大きな問い)
- H3:その中の細かい区切り
STEP5|各見出しに書く内容をメモする
各見出しの下に、「何を書くか」を箇条書きでメモしておきます。
いきなり書き始めるとつまずく理由
- 設計図なしの家づくりの例え
- 起きること4つを表に
- 隙間時間で書けなくなる点
ここまでやれば、構成案の完成です。
あとは各見出しのメモを文章に膨らませるだけ。“書く”というより”埋める”感覚になります。
そのまま使える|構成案テンプレート
以下をコピーして、( )を埋めてください。
【記事の設計図】
狙うキーワード:( )
検索意図:( )な人が、( )を知りたい
この記事のゴール:読者が( )できるようになる
独自性:他の記事にない自分の要素は( )
■リード文(導入)
- 読者の悩みへの共感:( )
- 結論を先に:( )
- この記事で分かること:( )
■H2-1:( )
- (書く内容のメモ)
■H2-2:( )
- (書く内容のメモ)
- H3:( )
- H3:( )
■H2-3:( )
- (書く内容のメモ)
■H2:よくある質問
- Q1:( )
- Q2:( )
■まとめ
- 要点の箇条書き
- 読者への次の一歩:( )
■内部リンク
- ( )へのリンク
- ( )へのリンク
このテンプレートを1つ持っておくだけで、毎回ゼロから考える必要がなくなります。
見出し(H2・H3)を決める際の考え方
構成案の骨格となる見出しは、読者にも検索エンジンにも分かりやすく作るのがポイントです。
| ポイント | 具体的に |
|---|---|
| 見出しだけで内容が分かる | 見出しを流し読みするだけで、記事の全体像がつかめる |
| H2は大きな問い、H3は小さな問い | 階層を意識して整理する |
| キーワードを自然に入れる | 見出しにキーワードを含めるとSEOにも有効 |
| 読者の疑問の言葉を使う | 「〇〇とは?」「〇〇の方法」など |
なぜ見出しが重要なのか
読者の多くは、記事を最初から丁寧に読みません。
まず見出しを流し読みして、自分に必要な部分を探します。
だからこそ、見出しは「記事の目次であり、道案内」。ここを丁寧に作ることが、読まれる記事につながります。
良い構成と悪い構成の比較
同じテーマでも、構成で読まれ方が変わります。
| ❌ 悪い構成 | ✅ 良い構成 |
|---|---|
| はじめに | ブログ構成案とは何か |
| 私の体験 | 構成案がないと何が起きるか |
| いろいろな方法 | 構成案の作り方5ステップ |
| 考察 | そのまま使えるテンプレート |
| おわりに | よくある質問 |
左は「書き手の都合」、右は「読者の疑問」で並んでいます。
見出しを見ただけで、どちらが読みたくなるかは明らかです。
構成案は隙間時間で作れる
ここが、激務な会社員にとって重要なポイントです。
構成案づくりは、それ自体が隙間時間でできます。
| 隙間 | やること |
|---|---|
| 通勤中(15分) | STEP1〜2(検索意図の言語化・疑問の洗い出し) |
| 昼休み(15分) | STEP3〜4(並べ替え・見出し化) |
| 帰りの電車(15分) | STEP5(内容メモ) |
合計45分。3日に分ければ、通勤時間だけで構成案が完成します。
そして、朝の集中できる時間には本文執筆だけに専念できる。
構成案は隙間時間で作り、本文執筆に集中できる状態を準備しておく。これが、忙しい人の賢い進め方です。
よくある質問
Q. 構成案を作っても、書き始めると変わってしまいます。
A. それで問題ありません。構成案は変えていいものです。ゼロから迷うのと、たたき台を修正するのでは、負担がまったく違います。
Q. 構成案づくりに時間がかかりすぎます。
A. 20分でタイマーを切ってください。完璧な構成案を作ろうとしないこと。8割の完成度で書き始めるほうが速く終わります。
Q. 見出しはいくつ作ればいいですか?
A. H2で4〜7個が目安です。多すぎると内容が薄くなり、少なすぎると1見出しが重くなります。
Q. 構成案は上位記事を参考にしていいですか?
A. 必要な項目を確認する目的なら有効です。ただし、そのままコピーせず、自分の体験や独自の視点を必ず加えてください。
Q. 構成案はどこに書けばいいですか?
A. スマホのメモアプリで十分です。PCとスマホで同期できるものを選ぶと、隙間時間に続きが作れます。
まとめ:構成8割、執筆2割
- いきなり書き始めると、迷子になり時間がかかる
- 構成案は5ステップ:検索意図の言語化 → 疑問の洗い出し → 並べ替え → 見出し化 → 内容メモ
- テンプレートを1つ持つと、毎回ゼロから考えずに済む
- 見出しは「たどるだけで内容が分かる」ように作る
- 構成の並び順は「書き手の都合」ではなく「読者の疑問」
- 構成案は隙間時間で作れる。朝は本文執筆に専念する
プロのブロガーの多くが口をそろえて言うのが、「構成8割、執筆2割」という言葉です。
記事の質もスピードも、その8割は構成案で決まる。逆に言えば、構成さえしっかり作れば、執筆はもう終わったも同然なのです。
「早く書きたい」と焦る気持ちをこらえて、まずは設計図を描く。この一手間が、結果的に最も速く、最も良い記事への近道になります。
まずは次の記事から、上のテンプレートをコピーして使ってみてください。
これで、第4章前半の「読まれる記事の土台づくり」が整いました。次の記事からは、いよいよ具体的な「書き方」——タイトルや文章のテクニックに入っていきます。