ブログのリライトのやり方6ステップ|対象記事の選び方
「新しい記事を書くのに精一杯で、過去の記事は書きっぱなし」——そんな状態になっていませんか。
結論から言えば、記事が20本を超えたら、新規記事を書くよりリライトのほうが成果につながります。
理由はシンプルで、ゼロから書く記事が上位に行くには数か月かかりますが、すでに10〜30位にいる記事を押し上げるのは、はるかに速いからです。
しかも、リライトは新記事を書くより短時間で終わります。時間のない会社員にとって、これほど効率のいい作業はありません。
この記事では、対象記事の探し方、優先順位、6ステップの手順まで解説します。
リライトが必要になるサイン
リライトとは、すでに公開した記事を、後から書き直して改善する作業のことです。
次のサインが目安になります。
| サイン | 状態 | 優先度 |
|---|---|---|
| 検索順位が10〜30位あたり | あと一歩で上位。効果が出やすい | 最優先 |
| 表示回数は多いがクリックが少ない | タイトルに問題がある | 高 |
| 情報が古くなっている | 料金やツールの情報が変わった | 高 |
| 公開から数か月経っても順位が上がらない | 検索意図とのズレの可能性 | 中 |
| 今読むと、内容が薄い・分かりにくい | 書いた当時より成長した | 中 |
狙い目は「10〜30位の記事」
これが最も重要なポイントです。
10〜30位の記事は、Googleに「悪くはない」と評価されているものの、あと一歩上位に届いていない記事です。
| 順位 | リライトの効果 |
|---|---|
| 1〜10位 | すでに上位。優先度は低い |
| 10〜30位 | 少し手を加えるだけで1ページ目に上がる可能性が高い |
| 31〜50位 | 効果は出るが時間がかかる |
| 圏外 | 検索意図やキーワードから見直す必要があり、手間が大きい |
限られた時間は、10〜30位に集中投下してください。
公開直後のリライトは避ける
逆に、公開したばかりの記事をすぐリライトするのは非効率です。
検索エンジンの評価が定まるには時間がかかります。最低でも3か月は様子を見てから判断してください。
サーチコンソールで対象記事を探す手順
「どの記事が10〜30位なのか分からない」——サーチコンソールで確認できます。
手順
- サーチコンソールを開く
- 「検索結果」のレポートを開く
- 期間を「過去3か月」に設定する
- 「平均掲載順位」にチェックを入れて表示させる
- 「ページ」タブで、記事ごとのデータを見る
- 平均掲載順位が10〜30位の記事をメモする
所要時間は10分ほど。月に一度、この確認をルーティンにしてください。
同時に確認したい指標
| 指標 | 見るポイント | 該当したら |
|---|---|---|
| 平均掲載順位 | 10〜30位か | 本格的にリライト |
| 表示回数 | 多いか | 需要がある証拠。優先度アップ |
| クリック率 | 極端に低くないか | まずタイトルを見直す(→記事39) |
表示回数が多く、順位が10〜30位で、クリック率が低い記事。これが、最も伸びしろのある記事です。
リライトの優先順位
記事が増えてくると、「どれからやるか」が悩みどころです。
| 優先度 | 対象 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | 検索順位10〜30位の記事 | あと少しで上位。効果が出やすい |
| 2位 | 表示回数は多いがクリック率が低い記事 | タイトル修正だけで改善できる |
| 3位 | 情報が古くなった記事 | 正確性のために必要 |
| 4位 | 収益記事(サーバー・ASP紹介など) | 直接売上に関わる |
| 5位 | アクセスが全くない記事 | 手間の割に効果が読めない |
闇雲に全記事をリライトしないでください。
限られた時間を、最も効果の出る記事に集中投下する。これが、忙しい人のリライト戦略です。
リライトの手順6ステップ
STEP1|現状を把握する
サーチコンソールで、その記事が「どんなキーワードで、何位に表示されているか」を確認します。
ここで意外な発見があることが多いです。「狙っていたキーワードとは違う言葉で表示されていた」というケースは珍しくありません。
その場合、実際に表示されているキーワードに合わせて記事を調整するほうが、成果が出やすいこともあります。
STEP2|検索意図を再確認する
改めてそのキーワードで検索し、検索意図と上位記事の傾向を確認します。
リライトで最も重要なのが、このステップです。
順位が上がらない原因の多くは、検索意図とのズレにあります。ここを外したままいくら文章を直しても、順位は動きません。
STEP3|上位記事と比較して、足りない項目を洗い出す
上位3記事の見出しだけを確認し、自分の記事と比べます。
「上位3記事すべてに入っているのに、自分の記事にない項目」
ここが、埋めるべき穴です。
STEP4|改善点をリストアップする
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| タイトル | クリックされる形か(→記事39) |
| 導入文 | 冒頭で読者をつかめているか。結論が先にあるか |
| 網羅性 | 読者の疑問に答えきれているか |
| 情報の鮮度 | 古い情報が残っていないか |
| 独自性 | 実体験が入っているか(→E-E-A-T) |
| 読みやすさ | 見出し・箇条書き・表が使われているか |
STEP5|書き直す
洗い出した改善点をもとに修正します。
足りない情報を追加し、古い情報を更新し、分かりにくい部分を書き直す。必要なら構成そのものを見直します。
STEP6|内部リンクを見直す
公開後に増えた関連記事へ、内部リンクを追加します。
これもリライトの一環です。リライト対象の記事へ、他の記事からリンクを送るのも忘れずに。
リライトでやってはいけないこと
ここを間違えると、順位が下がります。
| NG行動 | なぜダメか |
|---|---|
| URL(パーマリンク)を変更する | それまでの評価を引き継げない可能性がある |
| 記事を丸ごと削除して書き直す | 蓄積した評価がリセットされる恐れがある |
| 狙うキーワードを大きく変える | 別記事にすべき。既存の評価が無駄になる |
| 一度に何記事も同時にリライトする | 何が効いたか分からなくなる |
| リライト直後に順位を確認して一喜一憂する | 反映に時間がかかる。精神的に消耗するだけ |
特にURLの変更は避けてください。タイトルや本文は変えても、URLはそのままにするのが鉄則です。
リライト後の効果測定
リライトの効果は、すぐには出ません。
検索エンジンが再評価するまでには、数週間〜数か月かかります。
測定のポイント
- リライトした日をメモしておく(これが最も大事)
- 2週間〜1か月後に確認する
- 見る指標:検索順位・表示回数・クリック数
効果が出なかったら
もう一度、検索意図を見直して再リライトします。
1回で完璧を目指す必要はありません。リライトは、何度でも繰り返せる改善作業です。
データを見ながら、少しずつ記事を育てていきましょう。
新規記事とリライトの時間配分
最後に、実務的な話をします。限られた時間を、どう配分するかです。
| 記事数 | 新規:リライト | 理由 |
|---|---|---|
| 〜20本 | 10:0 | まずは記事数を増やす段階 |
| 20〜50本 | 7:3 | データが溜まり始める。改善の余地が見え始める |
| 50本〜 | 5:5 | 既存記事の資産を活かすフェーズ |
記事が少ないうちにリライトしても、意味がありません。そもそも順位がついていないからです。
一方、50本を超えたら、新規記事を書くだけでは伸びません。
月1回の「リライトデー」を作る
おすすめは、月に1回、リライトだけをやる日を決めることです。
例:毎月第1日曜の午前中は、新記事を書かずにリライトだけをする
新規記事で”種をまき”、リライトで”育てる”。この両輪を回すことで、ブログ全体の成果が伸びていきます。
よくある質問
Q. リライトすると、順位が下がることはありますか?
A. あります。特に検索意図から外れる方向に直すと下がります。下がった場合は、元に戻すか、再度検索意図を確認して直してください。だからこそ、リライト前の内容を控えておくと安心です。
Q. どれくらいの頻度でリライトすべきですか?
A. 同じ記事は、最低でも1〜2か月は間隔を空けてください。頻繁に変えると、何が効いたか分からなくなります。
Q. 更新日を新しくすると効果はありますか?
A. 更新日の表示は読者への情報鮮度の提示として有効です。ただし、中身を変えずに日付だけ更新するのは意味がありません。
Q. 少しだけ追記するのもリライトですか?
A. リライトです。FAQを2問追加する、体験談を1つ足すだけでも効果があります。大がかりに構えないでください。
Q. リライトに何時間かかりますか?
A. 対象記事によりますが、1本あたり30分〜1時間が目安です。新記事を書くより、はるかに短時間で終わります。
まとめ:新規記事とリライトのバランス
- リライトは、既存記事を書き直して成果を高める作業
- 狙い目は検索順位10〜30位の記事。あと一歩で上位に届く
- 対象はサーチコンソールで10分で見つけられる
- 手順の核心はSTEP2「検索意図の再確認」
- URLの変更・記事の削除・同時多発リライトはNG
- 効果は数週間〜数か月かかる。リライトした日をメモしておく
- 記事数に応じて、新規とリライトの配分を変える
新しい記事を書くことも大切ですが、書きっぱなしで放置していては、記事の力を活かしきれません。
新規記事で”種をまき”、リライトで”育てる”。この両輪を回すことで、ブログ全体の成果が伸びていきます。
そして何より、リライトは新記事を書くより短時間で、確実に成果が出ます。時間のない会社員にこそ向いた作業です。
まずは今日、サーチコンソールを開いて、10〜30位の記事を1本だけ見つけてみてください。そこがあなたの伸びしろです。
次の記事では、それでも「アクセスが集まらない」と悩んだときに、原因を診断する方法を解説します。