ブログのジャンル決め方4ステップ|初心者が失敗しない選び方
「ブログを始めたいけど、何について書けばいいか分からない」
これは、初心者がぶつかる最も大きな壁です。実際、ここで数週間止まってしまう人は珍しくありません。
結論から言えば、ジャンルは「自分が実際に悩んだこと」から選ぶのが最も失敗しません。需要も競合も大事ですが、初心者が最初に確保すべきは「書き続けられること」だからです。
この記事では、雑記と特化の違い、見るべき3つの軸、初心者が避けるべきジャンル、そして今日中に決められる4ステップまで解説します。読み終わるころには、あなたのジャンルはほぼ決まっているはずです。
雑記ブログと特化ブログ、どちらを選ぶべきか
まず、ブログには大きく2つのスタイルがあります。
| 雑記ブログ | 特化ブログ | |
|---|---|---|
| 内容 | テーマを絞らず何でも書く | 1つのテーマに絞って書く |
| メリット | ネタに困らない・気軽 | 専門性が高く信頼されやすい |
| デメリット | 専門性が薄く評価されにくい | 書けるネタが限られる |
| 収益化 | やや不利 | 有利 |
| 向いている人 | 書くこと自体を楽しみたい人 | 収益化を目指す人 |
雑記ブログは自由に書けるスタイル。ネタに困りにくい反面、テーマが散らばるため「この人は何の専門家なのか」が伝わりにくく、収益化には不利になりがちです。
特化ブログは1つのテーマを深掘りするスタイル。書けるネタは限られますが、専門性が高まり、読者からも検索エンジンからも信頼されやすいのが強みです。
収益化を目指すなら、基本的には特化ブログを選んでください。「誰の・どんな悩みを解決するブログなのか」が明確なほど、読者は「これは自分のためのブログだ」と感じてくれます。
このブログも、「激務な既婚男性の副業」という特化ジャンルで運営しています。
ジャンル選びで見るべき3つの軸
では、具体的にどう選ぶのか。次の3つの軸でチェックします。
軸①|需要(読者がいるか)
そのジャンルに「知りたい」と思っている人がいるかを確認します。どれだけ情熱を注いでも、誰も検索しないテーマではアクセスは集まりません。
- そのテーマで悩んでいる人が実際にいるか
- 検索されているキーワードがあるか
- 商品やサービスと結びつくか(収益化のしやすさ)
簡単な確認方法:Googleの検索窓にテーマを入力し、サジェスト(予測変換)が複数出てくるか見てください。サジェストが出るということは、それを検索している人がいるということです。
軸②|競合(勝てる余地があるか)
次に、強力なライバルが多すぎないかを見ます。
需要が大きいジャンルほど、企業サイトや大手ブログがひしめいています。初心者がそこに正面から飛び込んでも、まず埋もれます。
そこで有効なのが、テーマを絞り込むことです。
- 「副業」→ 競合だらけ
- 「ブログ副業」→ まだ強豪が多い
- 「激務な30代既婚男性のブログ副業」→ ライバルが一気に減る
大きな池の小魚より、小さな池の大魚を目指す。これが初心者の基本戦略です。
簡単な確認方法:狙うキーワードで実際に検索し、上位10件を見てください。企業サイトや大手メディアばかりなら、もう一段絞る必要があります。個人ブログが混ざっていれば、勝負できる余地があります。
軸③|継続性(書き続けられるか)
最後に、そして初心者にとって最も大切なのが、自分が書き続けられるテーマかという視点です。
需要があって競合が少なくても、興味も知識もないテーマではネタが尽きて挫折します。特に激務で時間のない人にとって、「無理なく書き続けられるか」は死活問題です。
確認の目安:そのテーマで、記事タイトルを20個書き出せますか。書ければ継続できます。5個で止まるなら、半年後にネタ切れします。
3軸すべてを満たすのが理想ですが、初心者がまず重視すべきは継続性です。続けられなければ、需要も競合も意味をなしません。
初心者が避けたほうがいいジャンル
逆に、最初の1ブログ目では避けたほうがいいジャンルもあります。
| 避けたいジャンル | 理由 |
|---|---|
| 健康・医療・お金の運用など(YMYL領域) | 人の生命や財産に関わる分野は、公的機関や専門家サイトが優先されやすく、個人が上位表示するのが極めて難しい |
| 大手が独占している巨大ジャンル | 転職、クレジットカード、格安SIMなど。資本力のある企業サイトと真正面から戦うことになる |
| 自分に経験がまったくないジャンル | 調べて書くだけの記事は、時間がかかるうえに説得力が出ない |
| 流行りだけで選んだジャンル | 興味が続かず、ブームが去ると同時に更新が止まる |
特に注意したいのがYMYL領域です。「稼げそうだから」という理由で健康や投資のジャンルを選ぶ人は多いのですが、初心者が最も苦戦する領域でもあります。
※YMYL=Your Money or Your Life。生命や財産に大きく影響する分野を指す考え方で、検索エンジンが特に信頼性を重視するとされています。
「自分の経験」をジャンルにする、という最短ルート
継続性を満たすジャンルを見つける、最も確実な方法があります。それは、自分の経験・悩み・強みをジャンルにすることです。
自分が実際に体験したこと、乗り越えてきたこと、今まさに悩んでいることは、次の理由から最高のジャンル候補になります。
- ネタが尽きにくい:自分の経験は無限のネタ元になる
- 説得力がある:実体験に基づく発信は読者に信頼される(E-E-A-Tの観点でも有利)
- 同じ悩みの人に刺さる:かつての自分と同じ状況の人が、そのまま読者になる
- 調べる時間が要らない:これは激務な人にとって決定的です。リサーチ時間ゼロで書けるのは大きな武器です
たとえば「激務で妻との時間がない」という悩みは、あなただけのものではありません。同じ悩みを持つ人は全国に大勢います。あなたが悩み、試行錯誤した過程そのものが、誰かの役に立つコンテンツになるのです。
「専門知識がない」は問題にならない
「自分には語れる専門性なんてない」と思う人もいるでしょう。でも、専門家である必要はありません。
読者より少しだけ先を歩いている人であれば、十分に価値を届けられます。むしろ、専門家より「1年前まで同じ立場だった人」の言葉のほうが刺さることさえあります。
1年前の自分に教えるつもりで書く。これが、初心者にとって最も再現性の高い書き方です。
ジャンルを決める4ステップ
ここまでを踏まえて、実際に決める手順です。所要時間は30分ほどを見てください。
STEP1|自分の経験を10個書き出す
悩んだこと、乗り越えたこと、詳しくなったことを、とにかく10個。仕事、健康、家庭、趣味、なんでも構いません。質は問いません。
STEP2|「同じ悩みの人がいそうか」で3つに絞る
書き出した中から、他にも悩んでいる人がいそうなものを3つ選びます。ここで需要の軸をクリアします。
STEP3|読者像を掛け合わせて絞り込む
選んだテーマに、読者像を掛け合わせて競合を減らします。
テーマ(副業)× 属性(30代・既婚・激務)× 目的(妻との時間を取り戻す)
→ 「激務な30代既婚男性が、妻との時間のために始めるブログ副業」
この掛け合わせが、そのままブログのコンセプトになります。
STEP4|記事タイトルを20個書けるか試す
最後のテストです。そのジャンルで記事タイトルを20個書き出してみてください。
- 20個書ける → 決定。すぐ着手してください
- 10個前後 → 掛け合わせが狭すぎる可能性。1つ条件を外す
- 5個以下 → 別のテーマへ。STEP2に戻る
このテストを通過したジャンルは、半年は書けます。
このブログのジャンル選定の実例
参考までに、このブログがどうジャンルを決めたかを紹介します。
| 軸 | 判断 |
|---|---|
| 需要 | 激務で家族との時間に悩む会社員は多く、「副業」「ブログ 始め方」の検索需要も大きい |
| 競合 | 「ブログ 副業」は競合が多いが、「激務・30代・既婚・妻との時間」まで絞ることで独自のポジションを確保 |
| 継続性 | 運営者自身の実体験がテーマなので、ネタが尽きず、リアルな発信ができる |
そして何より、「自分の経験」をそのままジャンルにした点がポイントです。
激務に悩み、妻との時間を取り戻したいと願い、ブログ副業に挑戦する——この等身大の過程を発信することで、同じ悩みを持つ読者に深く刺さるブログを目指しています。
よくある質問
Q. ジャンルは後から変えられますか?
A. 変えられますが、それまでの記事の一部が無駄になります。ただし、完全に決めきれなくても始めるべきです。書きながら方向が定まることも多く、止まっているより前に進みます。
Q. 好きなことを書いてはいけないのですか?
A. 好きなことでも構いません。ただし「好き」と「続けられる」は別物です。タイトル20個テストを通れば、好きなテーマでも問題ありません。
Q. 稼げるジャンルを教えてください。
A. 一般に単価が高いのは金融・転職・美容などですが、いずれも競合が非常に強い領域です。初心者は「稼げるジャンル」より「書き切れるジャンル」を優先してください。単価より、記事を出し続けられるかで結果が決まります。
Q. 特化ブログにすると、ネタが尽きませんか?
A. 尽きにくくするコツは、テーマではなく読者の悩みで広げることです。「ブログ副業」という1テーマでも、始め方・続け方・妻への説明・時間術……と悩みは無数にあります。
Q. 複数ジャンルを1つのブログに入れてもいいですか?
A. 収益化を目指すなら避けてください。専門性が薄まります。どうしても書きたいテーマが2つあるなら、まず1つを30記事まで育ててから考えましょう。
まとめ:好きより「続けられるか」
- 収益化を目指すなら、テーマを絞った特化ブログ
- 「需要・競合・継続性」の3軸でチェックする
- 初心者がまず重視すべきは継続性(書き続けられるか)
- YMYL領域と大手独占ジャンルは、1ブログ目では避ける
- 自分の経験をジャンルにすれば、リサーチ時間ゼロで書ける
- 決め方は4ステップ。最後のタイトル20個テストが判断基準
ジャンル選びでよく「好きなことを書こう」と言われますが、僕はそれ以上に「続けられるか」を大切にしてほしいと思います。好きでも続かなければ意味がなく、続けられるテーマにこそ成果はついてきます。
まずはSTEP1、自分の経験を10個書き出すところから始めてください。ここまでなら10分で終わります。
ジャンルが決まったら、次はいよいよ費用の話です。次の記事では、ブログ開設にかかる初期費用が具体的にいくらなのかを項目別に解説します。